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記事一覧

白鯨(小説と映画 )

まずメルビィルの「白鯨」という小説を読み、そのあとに映画を見た。この二つはかなり違う。小説は芸術という感じがして、映画はエンターテイメントつまり、楽しむという所に重点の置かれたよく出来た作品という風な感じがした。小説でどうしてそんな風に思ったかというと、まず文章が凄い。まあ、長編の散文詩という感じで、流麗な文章に圧倒される。それから、小説にはエイハブ船長や主人公【イシュマエル】その親友クィークェグ...

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休憩ー愛に包まれたアナ

       映画「ミツバチのささやき」  映画『ミツバチのささやき』の素晴らしさに焦点をあてて、「愛に包まれたアナ」というタイトルをつけました。というのは、あとで、書くように、アナとフランケンシュタインとの出会いは人間の持つ不幸に原因しているので、そちらに目を奪われると、この映画の素晴らしさを見失うからです。アナという少女が1940年ころ、スペインの田舎町に、姉イザベルと両親と家政婦と共に古びた邸宅...

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銀河アンドロメダの猫の夢 10

10 文化交流  トミーが異星人に株主になってもらって、水耕栽培の株式会社をつくったことを我々はカルナから聞いていた。我々はその頃、トミーの悪友勘太郎の紹介で、ある空き家を紹介されて、そこを仮住まいにしていた。そのそばに、カルナとアリサの姉妹は友人のリミコと三人で、親元を離れ、別邸に住み、それぞれの仕事場に通っていた。この別邸も勘太郎の紹介だったそうだ。我々の家とカルナの間には、小さな広場があった。...

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銀河アンドロメダの猫の夢 9

9 不思議な長老 異星人サイ族の銅山に行く前に、ひと悶着があった。伯爵の息子トミーが伯爵の交渉についていくと言い出したのだ。これはロス家のおしゃべりの秘書夫人がもらしたことで、我々は知ったのであるが。夫人によると、トミーの行動は父親の伯爵の価値観とあまりに違うことで悩みの種になっているらしい。トミーは以前、伯爵から資金を借りて、自転車をつくる会社を起こしたのだが、失敗した。新しい車に若者の人気が...

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銀河アンドロメダの猫の夢 8

8 大慈悲心  我々は伯爵の重臣ロス氏への紹介状を村長から受け取り、かなりの坂をいくつものぼり、高台になっている町に入った。町の道は馬車が通れるほどであったが、けっこう入り組んで、あちらこちらで曲がっていて、商店や背の高い家や低い家が立ち並んでいたが、多くの家は黄色い感じで、二階のバルコニーには洗濯物以外に、鮮やかな花が競うように咲いていた。その時、例の魔ドリが我らの行く手をふさぐように、飛んできた...

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